検索データからみる、「エンターテインメント業界」ユーザー動向

2021年03月26日

検索データからみる、「エンターテインメント業界」ユーザー動向

【シリーズ】Yahoo! JAPANが考える、Withコロナ時代のデジタルマーケティングとは?~ 15

Yahoo! JAPANは、広告主様のマーケティング支援のため、ユーザーの検索行動や広告接触履歴などからユーザー動向を分析し、Yahoo! JAPANのデータを活用した提案を行っています。今回は「エンターテインメント業界」の検索動向についてご紹介します。



■コロナ禍におけるユーザーの行動変容

2020年は、新型コロナウイルス感染の拡大を受け、ステイホームを快適に過ごすための「巣ごもり需要」が話題になりました。インターネットを利用するユーザーも、以前と比べて増加。主要メディアのうち、動画系SNSサービスを提供するプラットフォームA社(下図参照)、写真・動画を含む一般的なSNSサービスを提供するプラットフォームB社、C社、D社(下図参照)は、スマートフォンにおける月間アクティブユーザー数(MAU)が成長していることが分かります。コロナ禍における、動画コンテンツやコミュニケーションツールへのアクセス頻度の増加が根底にあると推測されています。

図:主要SNSメディアMAU数(2020年上半期/下半期、スマートフォン)

  • ※「Mobile NetView Custom Data Feed」を元にYahoo! JAPANが独自に作成
    ※「Nielsen MobileNetView」2020年1月~6月平均、7月~12月平均(Yahoo! JAPAN(ブランドレベル)で集計、スマートフォンからのアクセス(アプリの利用を含む))

    「Withコロナ」という非日常の環境下で、ユーザーの行動形態は大きく変化しています。今回は、自粛生活が続く時でも楽しめる娯楽として、「エンターテインメント業界」に注目します。

    ■エンターテインメント業界の動き

    エンターテインメントといえば、さまざまな種類があります。「音楽」「映画」「ゲーム」「書籍」「スポーツ」「アート」「演劇」などが代表的なジャンルではないでしょうか。

    オフラインで楽しむものが多いですが、2020年2月以降、新型コロナウイルス感染防止対策のため、外出の自粛をはじめ、集会や催し物、コンサート、映画上映、スポーツイベント等不特定多数が集まる活動の自粛が呼びかけられています(※)。

    そのような中でも、おうち時間をより充実させるため、コンテンツ系のエンターテインメントが盛んに。「配信」というキーワードでの検索数が、感染が拡大し始めた2020年2月から急激に伸びています。

    図:検索数推移「配信」

      • ※Yahoo! JAPAN自社調べ
        検索数推移(2019年1月~2021年3月)
        対象クエリ:「配信」

      配信関連の中でも、とりわけ、本来はリアルで楽しみたい「ライブ」に対する関心は高く、オンラインでも楽しめる娯楽として「ライブ配信」関連のキーワードが多く検索されています。

      図:検索数上位キーワード「配信関連」

        • ※Yahoo! JAPAN自社調べ
          検索数が上昇したキーワード上位50(2020年11月23日~2021年2月14日)
          対象クエリ:「配信」関連(公序良俗に反するものは除く)

        さらに、配信人気を受けて特に需要が高まっているのが「サブスクリプションサービス」です。「配信」同様、こちらも、2020年2月から検索数が急増しています。

        図:検索数推移「サブスク」

        • ※Yahoo! JAPAN自社調べ
          検索数推移(2019年1月~2021年3月)
          対象クエリ:「サブスク」

        サブスクリプション(subscription)、サブスクリプション方式、または「サブスク」とは、製品やサービスを一定期間ごとに一定の金額(利用料)で受けられるもののことです。利用者にとっては、常に最新のバージョンのソフトウエアを利用できたり、追加料金を払うことなく新しく追加されるコンテンツ(音楽や書籍など)を楽しむことができたりというメリットがあります。

        サブスクリプションサービスの概念そのものは以前から存在しており、2019年には「2019ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネート、「三省堂 今年の新語2019」においては、5位にランクインしていました。コロナ禍において音楽配信や動画配信などの需要が増加、一気にすそ野が広がったようです。

        図5:検索数上位キーワード「サブスク関連」

        • ※Yahoo! JAPAN自社調べ
          検索数が上昇したキーワード上位50(2020年3月9日~2021年3月14日)
          対象クエリ:「サブスク」関連(公序良俗に反するものは除く)

        ■流行の兆しを逃さない

        3月に入り、「eスポーツ」に関する検索数が急増しています。前後に検索されているキーワードや、一緒に検索されているキーワードを分析すると、「PS5」」「オリンピック」「大会」「高校」などと関連度が高いこと、テレビのバラエティー番組で取り上げられていたことなどが分かりました。

        図:検索数推移「eスポーツ」関連

        • ※Yahoo! JAPAN自社調べ
          検索キーワードに対する関連度(2021年1月1日~3月14日)
          対象クエリ:「eスポーツ」関連(公序良俗に反するものは除く)

        コロナ禍において、ユーザーの関心は常に変動しています。ユーザーの動向を検索傾向から推測することは、あらゆる業界において、ますます重要になっていくことでしょう。

        Yahoo! JAPANは、自社の持つデータやテクノロジーを活用して、マーケティング活動の意思決定を支援しています。消費者理解(消費者理解のためのデータ活用)と広告効果分析(データに基づく実行計画と広告効果の分析)を目的とした豊富な商品ラインアップをご用意しています。詳しくは以下をご覧ください。

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