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サービス情報 公開日:2021.03.29

【レポート】Yahoo!広告API セミナー第4弾~MCCアカウントとディスプレイ広告(予約型)での利用方法などを解説

Yahoo!広告

2021年3月4日、第4回目となるYahoo!広告API 開発者向けセミナーを実施しました。前回に引き続き、API開発ベンダーや広告パートナーなどを対象とし、質疑応答などを交えオンラインで開催されました。


▼セミナー概要
・全体スケジュール
・レポート負荷状況
・マイクライアントセンター(以下、MCC)関連機能
・ディスプレイ広告(予約型)への対応
・質疑応答


セミナーは、Yahoo!広告APIのテクニカルアドバイザーの囿山のあいさつよりスタートし、リリーススケジュールやアップデートの詳細説明、slido(※1)を活用した質疑応答へと続きます。


<囿山からのコメント>
「Yahoo!広告 API V4 のリリースに合わせまして、これまでと同様に主要なアップデート内容をヤフー側から伝える場として、Yahoo!広告APIをご利用いただいている開発者の皆様とのインタラクティブなやりとりの場として、今回のセミナーを実施させていただきました。
Yahoo!広告 APIもリリースから1年以上がたち、マイクライアントセンター(以下、MCC)やディスプレイ広告(予約型)への対応など、広告プロダクトの進化に合わせて今回も多くの機能を刷新しております。皆様のご不明点を解消し、より有効にAPIをご活用ください。」

  • ヤフー株式会社 テクノロジーサービス本部 テクニカルビジネスデベロップメント部
    パートナーマネジメント Yahoo!広告 APIテクニカルアドバイザー  囿山 友佑


■全体スケジュール


2021年3月22日をもってV1がシステム終了、V2がサポート終了いたします。また、4月7日には、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の新規広告グループと新規広告作成が停止し、ディスプレイ広告(運用型)へのキャンペーン強制変換が開始されますので、パートナー側での事前変換をおすすめします。


■レポート負荷状況


以前からご要望のあった、レポート抽出時間に関する可視化を実施しました。 Yahoo!広告 検索広告、Yahoo!広告 ディスプレイ広告いずれにおいても、18時以降の待ち時間が少なくなっています。大量データを取得する場合は、18時以降の比較的空いている時間をご活用ください。

  • YDA:Yahoo!広告 ディスプレイ広告
    YSA:Yahoo!広告 検索広告


■MCC関連機能


Yahoo!広告 API では、V4より順次MCCアカウントに対応いたします。 MCCアカウントとは、検索広告やディスプレイ広告において複数のアカウントを広告主単位で束ねるための最上位の概念となります。広告主ごとに複数のアカウントを束ねる事で、アカウント運用の効率化や権限管理のシンプル化が期待できます。


1)アカウント運用の効率化
└広告管理ツール上で広告主ごとのアカウント管理がしやすくなる
└予約管理や編集管理が容易になる


広告管理ツールの「アカウント一覧」画面では、通常登録したアカウントがすべて表示され、グループごとに表示をわけることができません。MCCアカウントを利用して複数のアカウントをまとめることで、MCCアカウントに関連付けられたアカウントのみを表示し、予算の管理や編集をまとめて行うなど、アカウント運用を効率化できます。

  • ▲広告管理ツール(アカウント一覧画面)の見え方


2)権限管理のシンプル化


MCCアカウントのツール利用者に対して「登録更新権限」を付与することで、MCCアカウント配下の各アカウントの登録・編集を行うことができるようになります。また、入金手続きなどの操作にはすべてのアカウントに紐づく「ツール管理権限」が必要でしたが、MCCアカウントの「管理権限」を付与することで、配下のアカウントでの操作が可能になります。


MCCアカウントを利用し広告主単位で複数アカウントをまとめることで、広告運用者の権限をシンプルに管理できます。

  • ▲MCCアカウント配下でのシンプルな権限管理



Yahoo!広告 APIにてターゲットリストの共有とターゲットリストが共有されている情報を取得することが可能になりました。APIでは共有可能なターゲットリストは、MCCアカウントでのみ作成可能となり、広告アカウントへ共有を目的としたターゲットリストの作成はできません。ターゲットリストの共有を目的とする場合は、管理ツールより作成いただけます。

  • ▲MCCアカウント配下でのターゲットリスト共有イメージ


<MCC関連以外の仕様改善>
・レポートの機能改善
・年齢ターゲティングのレンジ変更
・各リスト系ターゲティングの仕様変更 入稿
・レスポンシブ広告の入稿仕様



■ディスプレイ広告(予約型)の対応方法
2021年1月より販売を開始したディスプレイ広告(予約型)の機能についても対応いたしました。シミュレーションや予約の確定など限定機能の利用に関しては、別途お申し込みが必要となりますのでご注意ください。



後半には、slidoを利用した質疑応答が行われ、Yahoo!広告APIの開発チームリーダーの庄司 正と、Yahoo!広告APIテクニカルコンサルタントの勝部政則が回答しました。



セミナー最後は、Yahoo!広告 API開発責任者である樋口より、Yahoo!広告機能改善に向けた力強いメッセージで締めくくられました。


<樋口からのコメント>
「今回のポイントは、MCCとディスプレイ広告(予約型)の機能に関する内容ですが、特にMCCについては以前より多くの要望を頂いておりました。また、Yahoo!プレミア広告では難しかったYahoo!広告 APIの利用が、ディスプレイ広告(予約型)では可能になりますので、ぜひ積極的にご利用ください。今後も効率的な広告運用を目指し、広告主の広告効果を向上できるような機能をアップデートしていきますので、引き続き改善のためのフィードバックお待ちしております。」

  • ヤフー株式会社 メディア統括本部 広告プロダクション本部 Client Product部 部長 樋口亮




セミナー資料はこちらからダウンロードできます。



※1.slido:インタラクティブにQ&Aやライブ投票を行えるクラウドサービス



文責:水谷美由紀(ヤフー株式会社)

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