事例

イベント集客にYahoo!コンテンツディスカバリーを活用して、潜在層へのアプローチに成功

2018年05月22日

福井県では、移住促進を目的としたイベント「ふくい移住・就職フェア」の集客にYahoo!コンテンツディスカバリーを活用。コンテンツを活用することで、いままでリーチできなかった、福井県と接点がない潜在層へアプローチし、フェアへの集客を成功させました。

福井県の魅力を伝え、移住・定住を促進

「福井県は、子供の学力や有効求人倍率、持ち家比率など65の指標から決定される『全47都道府県幸福度ランキング』(※1)にて、幸福度日本一に選ばれました。この福井県の魅力を県外の方にお知らせし、Uターン、Iターンの方を支援することが、私が所属する『ふるさと定住促進グループ』の役割です」と話すのは、福井県 総合政策部 ふるさと県民局若者・定住支援課 ふるさと定住促進グループ 主事の時澤 裕人氏(以下、時澤氏)です。

ふるさと定住促進グループでは、福井Uターンセンター(ふるさと福井移住定住促進機構)や県内の市町と連携し、福井県への移住・定住を促進しており、移住ポータルサイトや就職支援サイトの運営、子育て世代への移住相談会など、年間を通して施策を実施しています。

2017年10月に東京と大阪で実施した『ふくい移住・就職フェア』(※2)も、そうした移住促進の取り組みのひとつです。時澤氏は移住・就職フェアについて、「子育てしやすく、働きやすい福井県を都市圏でアピールすることで、福井県への移住につなげることを目的としています」と紹介します。

移住・就職フェアの集客にコンテンツを活用

「ふくい移住・就職フェア」は、2016年から2回実施しており、2回目となる2017年は、成功裏に終えた第1回よりもさらに高い集客目標を設定し、メインターゲットをIターン希望者、とくに子育て世代の主婦層と定めました。第1回では、集客の手法として交通広告やポスターを中心に展開していましたが、今回はより多くの方へアプローチするために、ウェブ広告を積極的に活用していきました。

「Iターンとは、福井県とほとんど接点のなかった方に福井県に移住してもらうことです。当然、すぐに移住とはなりませんので、段階的にアプローチしていきます。今回の施策は、その初期段階として、福井県を知って興味を持ってもらうことを目指しました。子育て世代の主婦層が福井県に興味を持つようなコンテンツを作り、そこにウェブ広告で『ふくい移住・就職フェア』のサイトへ誘導する仕組みです」(時澤氏)

Iターン希望者となる潜在層に対して、コンテンツを活用して福井県への興味を喚起、そこから「ふくい移住・就職フェア」の集客につなげていく設計です。

用意したコンテンツは、「『やり抜く力』を育むために必要な環境とは」と題した、大阪大学の前馬講師へのインタビュー記事です。「前馬講師は、教育社会学を研究されており、福井県の地域性と教育に関する本も出版されています。前馬講師ならば、子供の教育を主軸に福井県の環境を評価していただけると考え、ご協力いただきました。また、コンテンツの受け手である県外在住の方の視点に立てば、福井県内の人の意見より、外の視点から客観的に評価してもらうほうが、福井県の良さがよりダイレクトに伝わるとも考えました」と、時澤氏はコンテンツの狙いについて説明します。

YCDを活用して、潜在層へのアプローチに成功

このコンテンツへの誘導として活用されたのが、Yahoo!コンテンツディスカバリー(以下、YCD)です。福井県をよく知らない、もしくは福井県に興味がなくても、子供の教育については興味のあるユーザー、つまり今回のメインターゲットである子育て世代の主婦層にアプローチするためです。

「子供の学力を高める秘策は、実は地方にあった」「『やり抜く力』にも地域格差があるって本当?」など、子育て世代の主婦目線で制作されたタイトルでコンテンツへの誘導を実施しました。

時澤氏は、「想定したメインターゲットに的確にアプローチができました。福井県の情報収集を目的とした多くの方に来場いただき、そのほとんどが初めてのフェア参加でした。YCDが多くの新規ユーザーを誘導してくれました」と評価します。

事実、移住・就職フェアは大阪、東京開催ともに多くの来場者を集め、大阪会場では来場者が前年比54%増。台風が接近して悪天候だった東京会場でも、前年比9%増の来場者を集めることができました。

「とくに、Iターン希望の方に多く来場いただけたことがうれしい成果です。Iターン希望での来場者数は、東京会場では前年比約20%増、大阪会場では約50%増にもなりました。コンテンツとYCDの組み合わせが、Iターン希望者となる潜在層へのアプローチを可能としたのだと思います」と時澤氏は分析します。

加えて、東京会場でのアンケートで、フェアを知ったきっかけに「ヤフー」と答えた参加者が約2割と、他の広告よりも高い割合だったことも高く評価しています。

今後も潜在層へのアプローチに取り組んでいく

時澤氏は今回の移住・就職フェアを振り返り、福井県の良さがよりダイレクトに伝わるコンテンツ、YCDを活用した潜在層へのアプローチを評価しています。

「これまでもIターンの方、具体的には福井県にまだ興味も関心もないような潜在層の方へのアプローチをどうすれば良いだろうと考えてきましたが、今回のようなコンテンツとYCDの組み合わせによる施策はその解答のひとつになったと思います。

今回の成功を受け、できれば3回目の移住・就職フェアも実施したいと考えています。今後は、首都圏でのこうしたフェア実施だけでなく、デジタルを活用した取り組みなどももっと積極的に行っていきたいと思っています。
例えば、地元企業や市町村の担当者をフェアのたびに首都圏へお連れするのも予算やスケジュールの関係で難しいので、インターネットを使った面談なども検討していきたいですね。これからも、福井県をまだよく知らない方に向けて、その魅力を届けていきます」と時澤氏は今後の展望を話しました。

(※1)『全47都道府県幸福度ランキング2016年版 』(外部リンク)(2016年、東洋経済新報社)
(※2)ふくい移住・就職フェア(外部リンク)

(Yahoo!コンテンツディスカバリー サービス紹介)

■企業情報

企業・団体名 福井県庁(外部リンク)
所在地 福井県
概要 17の市町から構成される、本州のほぼ中央に位置する北陸地方最西端の県。人口777,534人(2018年1月1日現在)。緑豊かな山々、変化に富んだ海岸、湿潤な気候が育む豊富な水資源を有することから「越山若水(えつざんじゃくすい)」とも称される。2018年からは、新ブランド米「いちほまれ」の販売を開始。9月・10月には「福井しあわせ元気国体・全国障害者スポーツ大会」が開催される。

(当記事は2018年2月の情報をもとに構成しています)